音メディア処理研究室

 
デモ大会2018

効果音を用いたASMR音の作成

2018年12月21日に行われた3年生による「デモ大会」で発表した内容です。

OS : Windows7 Professional

開発環境 : MATLAB R2017b、Bien0.91a

バイノーラル録音環境 :[ハードウェア]ダミーヘッド、ORION、Bruel&Kjaer

[ソフトウェア]Orion32+Launcher、Audacity

 

今回用意した11個のフリー音源である効果音を、「バイノーラル録

音」方法で録音する・「Bien 0.91a 」というツールを使う・MATLAB

による畳み込みのプログラムを使うという3つの方法で、人にとって気

持ちよく聞こえる音「ASMR音」になるよう音源を立体音響化させまし

た。

また、バイノーラル録音でのみ、「スライム、パフを触る音」・「耳かきの音」もASMR音として作成しました。

“ASMR音とは何なのか?”  詳しい概要は、以下のデモの様子の動画をご覧ください。

また、複数人の方に実際に作成したASMR音を聞いてもらい、心地よさを体感してもらいました!

その様子<実演編>は以下の動画をご覧ください。

 

今回実演編で何人かの方に聞いていただいた、バイノーラル録音方式によるASMR音をいくつか載せます。

必ずイヤフォンを装着の上、是非、私が作成したASMR音をお楽しみください。

①煎餅を食べる音(1人目の方に紹介したもの)

<元々の音源>

<作成した音源>

②ポテチを食べる音(2人目の方に紹介したもの)

<元々の音源>

<作成した音源>

③キーボードを叩く音(3人目の方に紹介したもの)

<元々の音源>

<作成した音源>

○スライムを触る音(おススメ)

※注意※

ヘッドホンで聞く場合、立体音として聞こえない場合がございますので、必ずイヤフォンでお聞きください。

MATLABを用いた音源分離システム

2018年12月21日に行われた3年生によるデモ大会で発表した内容です。

<OS> Windows7

<開発環境> MATLAB R2013b

<概要>2つの音源に方向性を持たせ、目的音の方向からの音源を強調するシステムを構築し、音源分離を行いました。デモ大会では実際にその場で音源を録音して音源分離を行いました。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

スピーカー再生による臨場感の実現

2018年12月21日に行われた3年生によるデモ大会で発表した内容です。

OS : Windows 7

開発環境 : MATLAB

動作環境 : Orion32+

16個のスピーカーを部屋の周りに配置して、元の音源とリバーブ付与した音源を正面、後方、左右のスピーカーからそれぞれ流しました。また、音量を調整することでより臨場感を向上させる工夫をしました。

元の音源(上), リバーブ付与した音源(下)

詳細は以下の動画でご覧ください。

ユーザーの感性に合わせた楽曲プレイリストの自動生成

2018年12月21日に行われた3年生によるデモ大会で発表した内容です。

<開発環境> MATLAB

<概要>ユーザーそれぞれが感じる楽曲印象(明るい・暗い など)の特徴を抽出し、個人の感性に合わせたオリジナル楽曲プレイリストを自動生成するシステムを作成しました。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

手拍子によって踊り方を変えるロボット

2018年12月21日に行われた3年生によるデモ大会で発表した内容です。

<背景>現在単純に踊るだけのロボットは多く存在しますが一定の速さで動作するものがほとんどです。そこで自分の意思で速さを変更できるようにしたいと思い開発しました。

<開発環境>MATLAB, Julius , TOPPERS/EV3RT

<概要>手拍子のテンポが遅ければ低速で動作し、速ければ高速で動作します。詳しくは以下の動画をご覧ください。

クロマベクトルを用いた楽曲の調推定

2018年12月21日に行われた、3年生によるデモ大会での発表内容です。

【目的】
・発展的な音楽情報処理の基礎となる調推定の精度向上
・現在普及している調推定ソフトウェアが低精度である原因の追究・明確化

【概要】
クロマベクトルは、非常に短い音響信号の12音名(クロマ)を周波数軸とし、各クロマのパワーを表す。
このクロマベクトルを用いて楽曲全体におけるクロマのパワー総量を調べ、これを特徴量として調を推定する。

本研究を通し、調推定における課題点は「非整数次倍音」・「曖昧な調性」であることが判明した。

 発表の詳細は下の動画でご覧になれます。

Googleストリートビューへの環境音付加による臨場感の表現

2018年7月30日に行われたデモ大会で発表した内容です。

Googleストリートビュー上の緯度・経度を指定してその地点に音声を配置するシステム(https://www.amplifon.com/web/uk/soundofstreetview/press-kit/index.html)を用いて大分大学内を聴覚的にも表現しました。

工事・人・自転車などの環境音だけでなく建物の解説アナウンス音声も入れています。

詳細は以下の動画をご覧ください。