2016年7月28日に行われたデモ大会での発表内容です。
背景・目的
- 小学校入学前の子どもと楽しむために絵本読み聞かせアプリケーションが複数存在する
→ただし、ほとんどがすでに録音された音声を物語と共に再生するものである
また、それ以外は自分の声を録音して再生するものである
- 人工音声(または、感情音声)に関しての技術はロボットの音声、ガイド分の読み上げ等で主に使われている
- 絵本読み聞かせに特化した音声合成ソフトは見かけない
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人工音声で絵本読み聞かせのできるコンテンツを実現し、
読み聞かせの幅を広げたい
デモ内容
- 規則音声合成ライブラリ「AquesTalk」を使用し、
テキスト読み上げソフト「SofTalk」で録音した3種類の人工音声を比較する
1.無修正人工音声
2.修正人工音声①(速度:遅)
3.修正人工音声②(速度:遅+間)
- 文章:昔話「ももたろう」の始めの文より抜粋
「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。」
結果・考察
主観評価の結果、通常の速度より話速は遅く、句読点(、。)や文章の切れ目、「て・に・を・は」で間を入れると読み聞かせらしい音声に近づくことがわかった。
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