工学研究科1年の秋吉真吾さんは2024年度(第77回)電気・情報関係学会九州支部連合大会で講演発表した論文「F0制御可能な複数話者ボコーダへの話者ベクトルの導入」において,研究内容,論文の書き方,講演の仕方などの点において優秀であると認められ,連合大会講演奨励賞を受賞しました。
受賞の対象となった発表論文は以下の通りです。
秋吉真吾, 古家賢一, 水野秀之, “F0制御可能な複数話者ボコーダへの話者ベクトルの導入”, 2024年度(第77回)電気・情報関係学会九州支部連合大会, pp.172-173, 2024年9月.
研究内容は,コンピュータで音声を合成する際の音声の特徴から実際の音声を合成するボコーダに関する研究です。話者毎にボコーダを作成すれば質の良い音声が合成できます。ただし,ボコーダの作成に話者の労力や時間が非常にかかります。そのため,あらかじめ別の複数話者のデータで作成したボコーダを用いて音声を合成しますが,本人のデータを用いていないので音声の品質が低下します。そこで,話者毎の特徴を表す話者ベクトルを導入し,合成の精度向上を目指しました。
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