音メディア処理研究室

 
Juliusを気軽に使える音声認識システム

Juliusを気軽に使える音声認識システム

C#で簡単に音声認識がしたい!ということで、さっそく作成してみました。

■システム構成

  • 開発言語・・・C#
  • OS   ・・・Windows7
  • アプリケーション開発環境・・・Visual Studio Professional 2013
  • 音声認識エンジン・・・Julius
  • ■Juliusの使用方法

    Juliusはコマンドプロンプト上で実行可能です。実行コマンドは下記のようになっています。

    コマンド例:”julius –C am-gmm.jconf”

    バッチファイルにコマンドを記述しておけば、バッチファイルを起動するだけで、音声認識ができるようになります。

  • バッチファイル
  •    Windowsでコマンドプロンプトに行わせたい命令列をテキストファイルに記述したもの。

    ■システム概要

     今回、Juliusの便利なオプションをそのまま使用するためにプログラムに直接組み込むのではなく、Juliusを起動させる部分はすべてバッチファイルで作成しています。C#ではバッチファイルの起動と出力結果の読み込みしかしていません。
     作成した音声認識システムの起動画面は図1のようになっています。起動画面が立ち上がったら、”音声認識開始”ボタンを押します。すると出力結果欄に”please speak”と表示されますので、マイクに向かって発話してください。認識結果は出力結果欄に出力されます。図1では「こんにちは」と発話したときの実行例となっています。出力結果欄に「こんにちは。」と出力されているのが確認できます。

    音声認識システム

    図1 音声認識システムの使用例

    <参考文献>

    • DOSコマンドを実行し出力データを取得する[DOBON.NET プログラミング道]  (http://dobon.net/vb/dotnet/process/standardoutput.html)

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